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建設現場でも活躍する電子黒板

建設現場の電子黒板

建設現場のICT化に寄与する電子黒板

建設現場で進むICT化。ICTとは「Information&Communication Technology」の略語で、日本語では「情報通信技術」という意味になります。近年は建設現場での朝礼や会議でも、タブレット端末などのデバイスを駆使して、現場の情報や工程を効率的、効果的に共有するシステムの導入が進んでいます。

中でも現在注目されているのが、建設現場の会議で使用する電子黒板です。今まで使用していた紙媒体やホワイトボードから変更することで、現場のICT化に大きく寄与することが期待されています。

標準装備の内蔵パソコンを活用して効果的な会議を実現

電子黒板には標準で通信機能を持ったパソコンが内蔵されています。OSはAndroidとWindowsから選べます。会議前にあらかじめ必要なし料を保存しておけば、直ぐに必要な情報を表示できます。

電子黒板にはタッチ機能がついていて、その名の通りデータ上に書き込みができます。画面に指先やタッチペンで記入でき、そのデータを保存することも可能です。定期的に行う工程会議では、過去の会議の内容をすぐに振り返ることができます。

保存したデータはもちろん転送ができるので、会議後にリマインドとして参加者に送れば、メモを取る必要もなくペーパーレス化にもつながります。

タブレット端末との連携が可能

PC内臓の電子黒板は単体でも使用できます。しかし、建設現場の情報の多くは社内のパソコンやタブレットで保管することが多いため、それらのデバイスと連携させるのも有効です。HDMIケーブルでの接続はもちろん、無線接続で連携させることもできます。

更には数のデバイスを分割表示したり、切り替え表示が行えます。参加者が持ち込んだデバイス画面を瞬時にして切り替えることができるので、利便性や効率がUPします。

図面や表記も大画面で見えやすく

電子黒板「STUDIA」の画面サイズは65インチ~最大110インチをラインナップしています。細かい情報が多い図面の表示も、大画面で見やすく表示できます。見やすさは理解度の向上、すなわち会議の時間短縮にもつながり、時間で生コストの節約につながります。

双方向に活用できる電子黒板の使用で会議参加への意欲が高まる

インタラクティブな電子黒板

電子黒板を会議に利用するメリットのひとつが、インタラクティブ(双方向)操作による会議への参加です。一方的な情報表示ではなく参加者もデバイスを接続したり、タッチ操作で記入できることで会議への参加意欲が高まります。

意欲が高まることで会議内容の理解度が向上し、活発な意見交換の場が生まれます。理解度がUPすることで工程管理はもちろん、現場の安全確保にも寄与します。

多くの関係会社が出入りする建設現場だからこそ、会議の価値を高める必要がある

建設現場の多くはゼネコン会社がトップに立ち、一次下請け会社、それ以降も数多くの下請け会社が出入りします。ゼネコン会議に参加する下請け会社は限られており、会議に参加する下請け会社がいかに会議の内容を理解し、二次、三次、それ以降の下請けに注意事項を正確に指示できるかがポイントです。

スムーズな現場作業を行うことは当然ながら、現場の安全管理についても重要になってきます。会議の場を「単なる一方的な情報伝達の場」とするのではなく、電子黒板を使用して参加者も積極的に参加できる場とすることで、さらなる情報共有を行うことができます。

価格が落ち着いてきたことも大きな導入契機に

電子黒板が建設現場の会議室に導入されることが多くなった原因のひとつに、導入コストが下がってきたことが挙げられます。利便性は十分理解していたものの、数年前は機器の本体価格が高額で、予算的に見送ることも多々ありました。

しかし現在では数々のメーカーが電子黒板を生産しており、価格が落ち着いてきたこともあり、以前より電子黒板の設置に対する費用的ハードルが下がりました。画面サイズにもよりますが、概ね数十万円~ラインナップされていることが多く、同じ建設現場でも複数台導入するケースも珍しくありません。