
※110インチの液晶マルチディスプレイ(写真左)と電子黒板(写真右)
100インチを超える会議・授業用液晶ディスプレイとは?
会議室・教室の大画面といえば、以前はプロジェクターを使用することがポピュラーでした。しかし、プロジェクターでは画面がぼやけて見えづらかったり、部屋の照明を落とさないと見えにくかったりと、様々な弱点がありました。
そのため、テレビのような液晶ディスプレイを使用するケースも増えてきましたが、1台の液晶ディスプレイでは画面の大きさに限界があります。そこで注目されたのが「液晶マルチディスプレイ」です。
液晶マルチディスプレイは、専用の薄ベゼルディスプレイを使用した連結専用の液晶ディスプレイで、複数の画面を組み合わせることで大きな画面を構成します。しかし、画面の連結部に従事のベゼルラインができることや、取り扱いが繊細であることがネックでした。
現在では「電子黒板」という新たなツールが注目されており、その最大画面サイズは110インチとなっています。画面を連結することなく、1台の大きな画面になるためにベゼルラインが存在しません。また、タッチパネルを搭載しているので画面に直接書き込んだり、書き込んだデータを保存できたりと会議や授業を効率的に行うための工夫が成されています。
室内を移動できる100インチ会議・授業用大画面「電子黒板・STUDIA」
電子黒板STUDIAは98インチ・110インチといった大画面がラインナップされています。専用のキャスター式スタンドに取り付けることができるので、自由に室内を移動させることができます。
プロジェクターや壁面設置の大型ディスプレイだと、移動をさせることが困難です。会議や授業の規模やデスクのレイアウトに合わせて、画面を移動できる点がメリットです。
大きな画面なので当然重量があります。しかし、しっかりと安定した専用スタンドはキャスターの動きも滑らかなので、女性のかたが一人でも簡単に移動させ得ることができます。キャスターにはロック機能がありますので、使用中や保管中はロックをかけておきます。
電子黒板「STUDIA」は通常の大画面とココが違う
会議・授業用の大画面として電子黒板が注目される理由は、①「タッチ操作や画面に手書きで書き込みできること」、②「書き込んだデータを保存できること」、③「複数の画面をシェアしてインタラクティブな会議を実現すること」が挙げられます。
タッチ操作や画面に手書きで書き込みができる
電子黒板は通常の黒板やホワイトボードのように、無地の画面に書き込みができることはもちろん、PDFやパワーポイントのデータ上にも書き込みすることができます。専用のタッチペンや指先で重要な部分にアンダーラインや印をつけたり、補足事項を書き込みできます。書き込みする色を変更できることもポイントです。
指先やペンのように細かいタッチポイントではなく、手のひらやマイクロファイバークロスなどの広いポイントで画面をタッチしてスライドさせれば、まるで黒板消しのように文字を消すことができます。
チョークやマーカーといった消耗品を使うことなく利用できます。また、文字を消す際にチョークの粉やインクを気にすることがないので、清潔に使用できることも喜ばれています。
書き込んだデータを保存できる
電子黒板は書き込んだデータを保存することができます。以前に行った会議や授業の振り返りが簡単に行えます。データをメールなどでシェアすれば、プリントアウトして配る必要がありません。
複数の画面をシェアしてインタラクティブな会議を実現する
電子黒板は、会議参加者や生徒のデバイスを無線接続して画面に表示することができます。写真のように複数のデバイスを分割表示することもできます。発表者や先生の一方的な画面表示だけではなく、インタラクティブに会議や授業へ参加ができるため、注目度や参加意欲が高まります。
電子黒板の導入で会議や授業が劇的に変化する
このように電子黒板はわかりやすく効率的に、参加者の意欲を高めることで会議や授業が劇的に変化することがわかりました。専用のキャスター式スタンドを利用すれば部屋内はもちろん、部屋間の移動も可能です。そのため、まずは試験的に1台導入していろいろな部屋で使用感を確かめることもできます。
ただし、階をまたいだ移動に適していないため、場合によっては階毎に1台ずつおいてみるのも良いかもしれません。
もちろん黒板やホワイトボードにもそれぞれの良さがありますが、電子黒板と併用することで今まで以上に効果的な会議や授業が展開できるようになります。